わたしのひとりごと

出来損ないだからこそ、出来ることはあると思っている。

ビールと綿菓子

7月24日(水)晴れ

 

信号待ちの街中で浴衣の映る光景が視界に入っては、

梅雨明けの知らせとともに、夏の風景に模様替えしたようだ。

 

浴衣、麻の肌への感触は苦手で最後に浴衣を着たのは、

子供の頃だったと思う。

ずいぶん昔のことだ、親父に近所の祭りへ連れて行ってもらい

戦隊ヒーローや旬なキャラクターがプリントされた綿菓子を、

一緒に行った幼馴染と不器用ながら、手を汚しながら食べた。

 

そんな汚れた手を、親父が飲んでいたビールで洗った。

ビールの跡でベタベタと苦い匂いが付いたが、

普段あまり接する事のなかった親父の不器用な優しさが妙に嬉しかった。

 

あまり縁日に興味がなかった親父も、家より徒歩3分で辿り着ける祭り会場には

その重い腰を上げれたようだったが、親父との思い出はそれ一回だけで、その会場も騒音や来客者のマナーの悪さにより無くなってしまった。

 

祭りが盛んな時期が来ると時々思い出す。

 

そんなビールと綿菓子、

一生忘れないだろう。